Linuxのディレクトリ構造は、一番上の「/」を頂点として階層構造となっています。
このルートディレクトリ「/」を起点にして階層を順番に下って
ディレクトリ や ファイル の場所を表すを方法を、
絶対パス(フルパス)と言います
絶対パスはルートディレクトリ 「/」 からの場所で表記するので、
誰から見ても同じ場所にたどりつくことができます。
そして、絶対パスに対して、現在作業中のディレクトリから、
目的のディレクトリまたはファイルまでの経路を表す、
相対パスというものがあります。
相対パスは作業しているディレクトリからのパスなので、
作業ディレクトリが変わると相対パスのスタート地点も変わり、
表記するパスも変わります。
また、相対的パスを表すために、以下の記号が用意されています。
記号 | 意味
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. | 現在のディレクトリ
.. | 上の階層のディレクトリ
~ | (チルダ) ホームディレクトリ
上の階層のディレクトリを指す .. を使った例を下記に紹介します。