/procディレクトリ配下には、Linuxカーネルが認識しているデバイスのうち、 デバイスの状態などの情報が格納されています。

リアルタイムな情報も格納されているため、監視システムでLinuxのcpuの状態やメモリ使用量などの監視をする際などに、監視システムの参照先となる事があります。

例えばcpuの情報は/proc/cpuinfo を参照する事でcpuの情報を確認する事ができます。
(lscpuコマンドでも cpuの情報を確認する事が可能です。)


/proc 配下には、cpuinfo以外にも下記のようなファイルが存在します。


/proc 配下は実際にこのようになっています。


数字のフォルダは「プロセスID」に紐付いており、

ディレクトリの中には、/proc配下と同じように状態を表すファイルが格納されています。

実行中のプロセスを「top」コマンドで表示させると、/proc配下の数字のディレクトリと、 プロセスID(PID)の数字とが紐付いているのがわかります。


PID 609のディレクトリ(firewalld のプロセスIDディレクトリ )の中の、statusファイルを参照すると下記のようにfirewalldの状態が表示されます。