Linuxでは、GUI(Graphical User Interface)環境とCUI(Character User Interface)環境があります。
GUIはWindowsなどと同じようなデスクトップ環境で、CUIはコマンドラインの環境となります。
また、CUI環境は「CLI(Command Line Interface)」と呼ばれることもあります。
仕事で使う事になると、CUI環境で使う場面の方が多いと思いますし、
LinuCの勉強もCUI環境で問題ないです。
コマンドを入力する場所を「コマンドライン」と呼び、
下記の画像のコマンドラインの「[root@alpha ~]#」の部分は、
デフォルトでは「”ユーザー名”+”@”+”ホスト名”+”カレントディレクトリ”+”$”」となっています。
※rootユーザーの場合は、$が#になります。
CUI環境では、 現在のディレクトリを意識する必要があり、
現在のディレクトリ(作業中のディレクトリ)の事を 、
カレントディレクトリ(Current Directory)といい、
コマンドラインでは、下記のうように表示されます。
※ ~ は チルダ と読みます。
チルダはホームディレクトリの事を指します。
rootユーザーのホームディレクトリはrootディレクトリになりますので、
rootユーザーのチルダは、rootディレクトリの事を指します。
カレントディレクトリを変更するときは、コマンドcdで変更します。
チルダを使ってカレントディレクトリをホームディレクトリに移動する事もできます。
下記は、チルダを使って、/etc から /root へカレントディレクトリを移動しています。
通常、rootユーザー以外のホームディレクトリは、homeディレクトリの中に格納されます。
また、ログイン直後のカレントディレクトリはそのユーザーのホームディレクトリです。
※ログイン直後は必ずカレントディレクトリがチルダ表示
通常は、チルダ = ホームディレクトリ
※※ユーザー作成時に作業ディレクトリの指定もできる為、通常としましたが、理由がなければユーザー作成時にユーザー名と同じ名前のディレクトリが作成されて、そこがホームディレクトリになります。
rootユーザーでログインした場合は、カレントディレクトリがrootディレクトリになっており、
その他のユーザーでログインした場合は、
そのユーザーのホームディレクトリが、カレントディレクトリとなります。
現在のカレントディレクトリの確認は、コマンドpwdで確認できます。